カウンターカビ概論・基本編

まず、ここで言うカウンターカビゴンとは、ノーマル技 のろい カウンター 眠る 食べ残しの型のことです。
のろいや眠るがなくても出会い頭のカウンターを決めることは出来ますが、戦略性、汎用性など考えたらこれ以外の型はお勧めできません。

カウンターカビゴンの強さ。
これは読み次第でほとんどのカビゴン受け、封じと呼ばれる相手を倒せることにあります。
フォレトス、オムスター、ゴースト以外のカビゴン受けは全部倒せる可能性があります。
ケンタロス、ヘラクロス、カイリューなどの早くて打撃が強いポケモン全てに対して、他のどのサブウェポンよりも有利です。
さらに、カビゴン同士ののろい合戦も(相手の方がレベルが高くても)、立ち回り次第で勝つことが出来ます。
爆裂パンチなどと違い運は絡まず、他のカビゴンよりも読みが要求されます。
逆にいえば、戦略性が高く、腕の見せ所でもあります。
寝てる間にカウンターを入力して吠えるを外したりもできますし、32回もあるのでPP戦でも有利です。
また、カウンターは一回バレたら終わりとかそう言うわけでもないです。
先にカウンター見せてしまっても相手にとってはかなりのプレッシャーになるので、無駄技を誘えます。
忘れた頃に決めにいくのも出来ます。

上記の型のカウンターカビゴンを使うときのレベル。
これは相手にもカビゴンがいた場合に、のろい合戦を挑んでくるかどうかが重要になります。
こちらのカビゴンのレベルが相手のカビゴンより高いと、相手のカビゴンがのろい合戦を挑んでこずに逃げるので、
カウンターを決めるタイミングが減ります。
カビゴンがエースで使われるなら53か55、こちらのレベルが低くても勝てるカウンターなので、これ未満のレベルで使ったほうが無駄が少ないです。
かといって、食べ残しを回すのと寝言がない関係上、特殊受けとして安定させるためにもレベルを下げすぎるのも問題です。
だから52くらいで使うのが一番いい気がします。戦いにくい同速のカビゴンが出ることも少ないのもいいです。
といってもあくまで目安なので、どのレベルで使っても効果は期待できます。

カウンターカビを使うときのノーマル技は何がいいのか。
のしかかりだと、カウンターをしようとしたときに相手が麻痺してしまってばれるという、最悪の事態が起きる可能性があります。
捨て身タックルは威力は高いのですが、カウンターをする以上HPは多い方がいいので、自らHPを減らすのは致命的になります。
特に理由がないなら恩返し/八つ当たりにしておくのが無難でしょう、PP戦にもかなり強いです。
他のメンバーとの兼ね合いで麻痺が欲しいときや、毒パなどで寝てる間に攻めれる威力の高い技が欲しいときなどは、臨機応変に技を変えましょう。

上に出たカウンターが使えない相手、ゴースト、オムスター、フォレトスへの対処法。
カビゴンではどうしようもないので、パーティのほかのメンバーで何とかしましょう。その方法羅列
どれも大まかに分けて、そのポケモン自体を封じる、そのポケモンの潰しを足がかりに三匹抜きが出来るポケモンを使う、の2種類があります。

ゴーストは、カビに頼るパーティなら、追い討ち悪系で封殺するのがベストです。
長期戦可能なら、吠えライコウや黒眼ブラッキーなどで止めてればPPを切らせる。
撒きびしをまいてから上をすれば、わりと楽に倒せます。
めざGカイリキーなどで、いわゆる間接的役割破壊を狙うのもありです。
あとは、ガラやファイヤーなどをゴーストにぶつけて全破壊を狙う。

オムスターは、スイクンやスターミーで完全に止めれるケースが多いので、これらがいれば問題ないでしょう。
止めながら、ガラ、ナッシー、カイリキーなどで役割破壊を目指すのが基本。
ただ、水系がパルシェン受けなどを兼ねている場合は、自爆で倒された後にオムスターが暴れるので注意が必要です。
また、オムスターが黒い霧を持っていない場合は、タイミングを計ってのろいを積めばカビゴンでも勝てます。

フォレトスは、フォレトス自体よりも、まきびしの対策が必要です。
まず高速スピンスターミー。オムスターも受けれますが、上にも書いたように役割の重複に注意。
こっちもまきびし。パルシェンや、丸くなるか打撃技持ちなどのフォレトスなら、相手のフォレトスを封じつつまきびしを撒けます。
もしくはガラ、サイドン、カイリキー、ファイヤーなど、フォレトスを倒せて三匹抜きが出来るポケモンを使うと楽です。
6匹選択の時点でゴーストやファイヤーを目立たせておいて、フォレトスを出させない手もあります。
因みに、相手のフォレトスがのろい眠る爆発型以外なら、カビゴンでも倒せます。

最後に、カウンターカビゴンを使うときに気をつけたほうがいい原則みたいなことですが、
カウンターを極力使わない。これに尽きます。
なんか矛盾してるみたいですが、確実に決めれる、決まれば倒せるタイミングまで見せないのが基本です。
ばれてしまった後も、カウンターを使わないでしばらく戦っていれば、相手が忘れた頃に引っかかってくれたりします。
また、カウンターをわざとばらす戦い方もあるので、相手によって臨機応変に使い分けることも必要です。




戻る技術編